【グルメ】伊勢うどんの思い出【今週のお題】【思い出の店】
今週のお題「好きなお店」
ということで、書いてみたいと思います。
伊勢うどんとは
「伊勢うどん」とは、三重県伊勢市周辺で食べられているうどんです。たまり醤油に鰹節やいりこ、昆布等の出汁を加えた、黒く濃厚なつゆ(タレ)を、太い麺に絡めて食べるものが主流です。つゆ(タレ)の色は非常に濃く、見た目は塩辛そうですが、外見程の塩分はなく,概して旨味と甘みが強く、後味はまろやかです。もともとは、麺とつゆ(タレ)とネギだけで食べることがほとんどでしたが、最近は、つゆ(タレ)の濃さを和らげるために、卵を入れるメニューを出す店が多いです。ちょっと行儀が悪いですが、残ったつゆ(タレ)に、ご飯を入れるのも、美味しいです。
特徴は麺で、極太(直径1cm前後)のものが多く、非常に柔らかく、もちもちしており、一般的なうどんとはかけ離れた食感です。非常に柔らかいため、細かく刻んで離乳食にすることもあります(自分は実際に離乳食として食べたらしい)。自分にとっては、文字通りの「思い出の味」です。
伊勢うどんの「コシ」
伊勢うどんの麺は、非常に柔らかいため、よく「コシ」が無いと言われますが、そういうわけではありません。
うどんの「こし」って、実際にはなんなんでしょうか?
そもそも「コシ」の正体とは一体何なのでしょうか?
うどんのコシとは「弾力と粘りの両方がある状態」を指します。
食感で説明すると「口に入れた瞬間の食感は滑らかで口当よく、噛むと弾力があり歯ごたえを感じる」状態となります。
伊勢うどんの「コシ」は、「粘りはあるが、弾力が弱い」状態と言えます。その証拠に、柔らかいのに、麺を箸で持ち上げても切れたりはしません。
思い出の店
伊勢市周辺には、伊勢うどんを出す店が多数ありますが、自分の思い出の店は「中むら」です。創業は、大正5年の老舗のようです。伊勢神宮の「外宮」の「裏参道」入り口の近くにあります。
r.gnavi.co.jp母方の祖父の家の近くにあり、よく日曜日に祖父の家にいくと、出前を頼んでくれました。
新型コロナウイルス(武漢肺炎)で大混乱に陥る直前、今年の正月に帰省したとき、久しぶりに(数十年ぶりに)食べました。
昔と変わらぬ味・香りで、涙が出てきました。本当に美味しかったです。
いまは、無期限で休業しているようですが、お伊勢参りが復活したら、この店も復活して欲しいです。
最後に、中むらのWebページへのリンクを貼っておきます。